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アール・ブリュット展 と 今井祝雄「具体大学」

アール・ブリュット


Art Brut from Japanを見てきました。
(上の写真はフライヤーをスキャンしたものです。)

会場に入った瞬間に圧倒されるものがありました。
ひとつひとつを見ていて、アートとは一体何だろうと気付かさざるを得なかったです。
そして生きるとは何?と。

激しい動揺を持ったまま見ていって、
村田清司さんの作品の前に立った時のことです。
それまでの作品を見て感じた物ではない、
じわーとくる感動で涙がでてきたのには自分でもびっくりしました。

小さな和紙に描かれた作品は、明るく楽しい色の構成がまるで笑いかけている様です。
(写真が無いのでごめんなさい。)
アールブリュットの描き手さん達は、意味を持って描いておられる訳ではないけれど、
意味を考えたがる私にはとても重たい作品達です。
その中で笑いかけてくれる村田さんの作品は、明るい春の日差しのように思えました。
それからは不思議なことに、
それまで重たく感じていた他の描き手さん達の作品に、スーッと入り込める気がしてきました。

ほんとに不思議なことでした。



帰りに入院中の義父を見舞ってから、
家の近くにある成安造形大学に立ち寄りました。
大学を退官される今井祝雄さんの展覧会を開催中です。

IMG_1670.jpg

陳列されていた作品群は、10代の頃の作品でした。

具体大学というのは、
今井さんは、大学へは行っていないけれど、
自分にとって「具体美術」(1954年吉原治良がおこした)が大学みたいなものだから
この企画にしたと今井さんは言われました。
(具体武術は、私の敬愛してやまない元永定正さんも活躍していました。)

具体美術協会の「具体」は、
自分達の精神が自由である証しを具体的に表現したいという思いからつけられたと
フライヤーの解説に書かれてあります。

IMG_1671.jpg

IMG_1674.jpg
(勝手に撮影させてもらいました。)

アールブリュットを見てから、
今井祝雄さんの若い頃の作品を見て、何かひっかかるものを感じています。
よくわからないものですけど、いい感じのもの・・・

ほんとうにとても貴重な経験をしました。
この今の感情を大切に持って、あたためていたいと思います。






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[C1174]

この記事を読んで、過去のわたしの職業のことを思い出してしまいました。
以前、心を病んだ人たちに、作業療法というものをやっていて、彼らが描いた絵に衝撃を受けた経験がわたしにもあります。(nionさんが観にいかれた展覧会が、障害をお持ちの方の作品とは限らないかもしれませんが・・・)
わたしのように頭で考える人間と違い、感性の赴くまま、意図せず描いた彼らの作品は、ダイレクトに魂に響いてくるものを描く方もいました。
理屈ではなくnionさんもそんな描き手の方々のストレートな表現に魂を動かされたのかもしれませんね。。。
今のわたしには、ちょっと観るのがツライかも(苦笑)
でも、村田清司さんの絵本は是非、1度、読んでみたいなと思っています。
どちらにしても、心が動くという体験は大切にしたいですよね。

[C1176] tama☆彡さま

tama☆彡さんのお仕事は医療関係や福祉関係のお仕事かなと想像していましたが、
そのようでしたね。
tama☆彡さんがアールブリュットの作品を見るのがつらいかもしれないというのも、
村田さんの絵本は見たいと思われるのも何となく理解できます、何となくね。

今回の展覧会は、障害を持つ人達だけだったかと思います。
作業所や施設に通う人やホームに入所している人ばかりでした。
私は彼らと関わることが無いので、出来上がって美しく飾られた作品しかしりませんが、
もし直に見る事があれば、驚きはもっと大きかったかもしれません。

会場から駐車場に向かう間、ことばが無くても伝わるものにガツンと打たれた、
そんな感想が溜め息になって出てきましたよ(^^)
とにもかくにもこの経験はよかったです。

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nion

Author:nion
「水は宇宙の似姿」
草花の雫からびわ湖まで
「水」について感じた事を写します。
フィールドは主にびわ湖の湖西
最近は殆ど家の庭で撮っています。
たまにアート・デザインについても語ります。

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