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東山界隈のギャラリー巡り「梅戸洋子写真展」

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私が敬愛する先輩の写真展
「梅戸洋子写真展」に行ってきました。

梅戸さんは建物写真を作品にしています。
今回は昭和の雰囲気を漂わせる古い街の佇まいの作品でした。

上の作品はDMからいただきました。
(スキャン画像なので甘い調子になっています。)

薄暮の町並み、それもシャッター商店街のようなさびれた街は
少し前までは人の往来が沢山あっただろうなと思わせる様な
生活の残り香を感じました。

ギャラリーにいる間、
鑑賞されている人達が
作家の梅戸さんに同じ質問をするのがおかしかったです。
「これはどこで撮られたんですか?」

私も同じ質問をしています。

目ざとい人は、22から始まる看板の電話番号を見て
「これはどこですか?」
と尋ねていました。


でも、
テーマは「場所」ではないんですね。

上の作品には
店内の様子が青い光の中に見えていて
かろうじてお商売を続けている老人の生活が感じられます。

この小さな空間の中にいろいろな歴史があったんだろうなと
勝手に想像してしまうのは、「余計なこと」かもしれません。

ただここにある街の雰囲気、それがテーマなのかもしれません。
私は、ギャラリーにいる間、それを味わっていました。


「梅戸洋子写真展」
art space 東山 京都市東山区三条通神宮道東入
7月10日(日)まで



次に、ART SPACE NIJIに向かいました。

ひらいゆう写真展“マダムアクション/Madame Action”を開催中でした。

フランス在住の作家さんは
あいにくフランスに帰っておられたので
お話しを聞くことはできませんでした。

フランスやベルギー、ドイツなど
ヨーロッパで活躍されている作家さんです。

私が「すごい」と思ったのは、
アイルランドで撮影された氷河の写真とその両横に配置された数点の写真です。

ブルーでプリントされた5点の作品は
もやに包まれたような森林
少年のフィギュア
氷河
少年のフィギュア
氷の模様

氷河と氷の写真はピントがはっきりしていますが、
後の3点はピントが曖昧です。

この5点がひとつの作品として展示されているので
とても不思議なのです。

共通点はブルーで印刷されていることだけです。

それぞれのフレームの連続性は無いのに
ひとつの作品になっているという不可解に混乱しつつも
静かな感動を覚えました。

(お留守番の美しい女性とは話しが盛り上がってしまいました。)

ひらいゆう写真展“マダムアクション/Madame Action”
ART SPACE NIJI
7月10日(日)まで



最後に向かったのは、GALLERY SUZUKIです。

まつもと やすこ展を開催中です。

蝋引きした和紙を細く引き裂いた片で構成された作品です。
蝋引きでできた和紙の透明感と引き裂かれた繊維の美しさで
波のような動きを見せる立体作品が床一面に配置されていました。

作品の外側から拝見していたら
作家さんが迷路のような作品の間を
お茶を載せたお盆を持って静かに歩く姿が目につきました。
蜷川マクベスで客席の通路を静かに歩く老婆役を思い出して
おもわず見とれてしまいました。

それを作家さんに伝えたら面白がっていただけました。

作家さんは、私と同じ大津市在住で
マンションから毎日瀬田川に近い琵琶湖を眺めているそうです。
「だから作品にもそれが影響しているかもしれません」
とおっしゃっていました。

ここでも沢山お話しをさせていただいて
まつもとさんとは仲良し気分になってしまいました。


まつもとやすこ展
GALLERY SUZUKI
7月10日(日)まで



3軒まわって沢山の感動を吸収したので
とても満足です。

気がついたら5時をまわっていました。
大慌てで実家に向かいました。



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Author:nion
「水は宇宙の似姿」
草花の雫からびわ湖まで
「水」について感じた事を写します。
フィールドは主にびわ湖の湖西
最近は殆ど家の庭で撮っています。
たまにアート・デザインについても語ります。

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